最近ではスーパーでもよく見かけるようになったブロッコリースプラウト。
栄養があり、ダイエットの食材としてもとても人気があるようです。ブロッコリースプラウトの効能や種類、自宅で作る場合の育て方やブロッコリースプラウトのサプリの効果など、ブロッコリースプラウトについてご紹介します。
スプラウトとブロッコリースプラウトは違う?
スプラウトとは英語で「芽」を意味します。ブロッコリースプラウトとは「ブロッコリーの芽」ということになります。
ブロッコリーに限らず、種子から発芽した芽の部分はどれもスプラウトで、他の野菜や果物などの植物の中でも、芽の状態で食べられるものはスプラウト、ということになります。
スプラウトの種類
芽を食べる野菜としては、かいわれやもやしなどが有名です。
農林水産省のホームページでも、ブロッコリースプラウトはかいわれや豆苗、アルファルファなどと並ぶ食品として紹介されています。
スプラウト食品を選ぶときは、茎の部分がシャキッとみずみずしく、葉の部分の緑がしっかりと濃いものがよいとされています。
ブロッコリースプラウトも、見た目はかいわれと大変よく似ていますが、味はかいわれよりもマイルドです。
ブロッコリースプラウトとブロッコリースーパースプラウトの違いは?
ブロッコリースーパースプラウトを販売している村上農園のホームページによると、ブロッコリースプラウトやブロッコリースーパースプラウトにはスルフォラファンという成分が含まれており、通常のブロッコリースプラウトが普通のブロッコリーの7倍含まれているのに対し、ブロッコリースーパースプラウトには20倍ものスルフォラファンが含まれているのだそうです。
スルフォラファンって?
アメリカの大学で研究されたデータによると、ブロッコリースプラウトを含むブロッコリー食品に含まれるスルフォラファンには解毒作用や抗酸化作用があり、食べることを習慣にするとピロリ菌や活性酸素など、身体にとって有害な物質を減少させるデトックス効果があるそうです。
ブロッコリースプラウトは糖質も少ないため、血糖値や肝臓の数値が気になる人にもおすすめの食材です。
ブロッコリースプラウトのおすすめレシピ
ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファン自体は熱に強いので、炒めたり茹でたりと加熱しても問題はないのですが、スルフォラファンが体内で有効にはたらくための別の成分を充分に摂取するためには、できるだけ加熱せず、生のままで食べるのがよいようです。
サラダとして食べたり、ピザや春巻きなどに生のままトッピングするといったシンプルなレシピがおすすめです。
ブロッコリースプラウトは自宅で栽培できる?
かいわれやもやし同様、ブロッコリースプラウトも作り方が比較的簡単で、自宅でも栽培することが可能です。
通販でもブロッコリースプラウトの栽培キットが販売されており、キットがなくてもキッチンペーパーと水切りができるプラ容器、日光を遮るスペースなどが確保できれば、お庭がなくても簡単に作れます。
スプラウト類は鮮度が落ちるのが早いので、自宅で新鮮なブロッコリースプラウトを作ってみるのもよいかもしれませんね。
ブロッコリースプラウトのサプリって?
自炊が面倒な人は、手軽にスルフォラファンが摂れるブロッコリースプラウトのサプリを利用するのもおすすめです。
ただ、ブロッコリースプラウト中のスルフォラファンを効率よく吸収するためには、上で挙げた別の成分「ミロシナーゼ」も摂取する必要があり、カゴメの研究サイトの情報によると、生のブロッコリースプラウトに比べると、サプリメントによるスルフォラファンの吸収は緩やかになる傾向があるようです。
アメリカの大学で研究され開発されたブロッコリースプラウト。かいわれが好きな人ならトライしやすく、自宅の栽培も簡単なので試しやすい食材ですね。
血糖値や肝臓の数値が気になる人は、1度試してみてはいかがでしょうか。