日本ではまだあまり馴染みのないマルベリー。
ブルーベリーやラズベリーに比べるとマイナーで、食べたことがない、
どんな味か知らないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、マルベリーの形や種類、味や効能など、マルベリーについて詳しくご紹介しましょう。
マルベリーとは
マルベリーとはクワの木になる実のことで、初夏のころにラズベリーに似た赤や黒っぽい実をつけます。
食用に栽培されたマルベリーは甘みの強いものも多いですが、収穫後の足が早いため、冷凍したりジャムやドライフルーツ、ハーブティーの材料などに加工して出回ることが多いものです。
マルベリーの種類
マルベリーにはいくつかの品種があり、西洋種のほか、日本独自の品種もあります。
マルベリーの種類のうち代表的なものとしては小さめで甘みの強い一ノ瀬、実が大きく酸味の少ないポップベリー、25度と通常の倍以上の糖度を誇る白い実が特徴のホワイトベリーなどがあります。
マルベリーの効能とは
ブルーベリーで有名なわかさ生活のホームページでは、マルベリーの効能についても紹介されています。
もともとクワの葉に血糖値の上昇を抑える成分があるというデータがあり、マルベリーにも血糖値の上昇を緩やかにするはたらきのあるDNJと呼ばれる成分をはじめ、ほかにも高脂血症の予防、代謝アップや抗酸化作用といったさまざまな健康をサポートする成分が含まれているようです。
ホワイトマルベリーの効能
マルベリーの中でも、甘みの強い白い実が特徴的なホワイトマルベリーには、トマトやピーマンよりも多くのビタミンAが含まれており、最近人気のスーパーフードとして紹介されることも増えてきています。
甘くておいしい上に健康にもいいなんて、嬉しい果物ですよね。
ホワイトマルベリーのおすすめの食べ方
ホワイトマルベリーを食べるなら、ぎゅっと濃縮されたドライフルーツがおすすめです。
ドライフルーツには天日干しと機械干しの2種類があり、天日干しで乾燥したマルベリーは白く、機械干しのものは黒っぽいのが特徴です。高温で干す機械干しよりも、じっくりと日光で乾燥させる天日干しでドライフルーツにしたホワイトマルベリーの方がまろやかでおいしいといわれています。
そのまま食べてもいいですが、ヨーグルトやアイス、シリアルの中に入れたり、紅茶やスムージーに混ぜて食べたりするのがおすすめです。
プチプチとした種と甘酸っぱい風味は、パンやホットケーキに添えてもアクセントになります。氷砂糖と一緒にホワイトリカーに漬けこんだマルベリー酒も美味しいものです。
ちょうど初夏の頃が旬なので、生のマルベリーが手に入ったら挑戦してみるのもいいですね。
マルベリーはダイエットにもいい?
マルベリーは食物繊維も豊富で、腸内環境を整えるはたらきもあるといわれています。
お通じが気になる人は、マルベリーのジャムやドライフルーツを毎日少しずつ食べてみるとよいかもしれません。
マルベリーにはポリフェノールやアントシアニンなども含まれており、高脂血症予防や代謝アップといった効果のある成分も含まれているため、お通じもよくなれば、ダイエットをサポートしてくれる味方としても使えそうですね。
マルベリーを食べるときの注意
さまざまな効能があり、美味しく食べられるスーパーフードのマルベリーですが、スーパーフードだからといって食べ過ぎは禁物です。
また血糖値を抑えるはたらきもあるため、低血糖や糖尿病の人は特に食べ過ぎに注意しましょう。
毎日少しずつ、ナッツや高カカオチョコなどと一緒に食べるのがおすすめですよ。
生の状態のマルベリーをあまりスーパーで見かけることはありませんが、ジャムやドライフルーツならネットや通販で手に入れやすく、他のベリー同様幅広い用途に使えます。スーパーフードに興味があり、ベリーが好きで血糖値が気になる方は、毎日のおやつとして試してみてはいかがでしょうか。