「はざまのコドモ」あらすじは?
《立ち読み》「はざまのコドモ 息子は知的ボーダーで発達障害児」はこちら♪
この話は、沖田×華さんのアシスタントの息子ヨシ君の実話。
ヨシ君は知的ボーダーとよばれ正常知識と知的障害のハザマの人のことをいい、発達障害がみられるにも関わらず特別支援学校への入学が許可されず、療育手帳を取得できないため、進学もできない。
ヨシ君は赤ちゃんの頃から暴れるのが得意。
授乳回数も多く夜泣きもひどいことからマンションでは苦情が来ることもありました。
歩けるようになってからさらに問題はひどくなる一方。
発達障害はあるもののIQが75以下でないと障害であると認められない、療育手帳の発行がなければ、特別支援学校に入学できない。
障害認定のIQ75以上でヨシ君は知的ボーダーという立場に。
バリバリ働きたい夫婦でしたが、ヨシ君に手がかかり、マンションを引っ越すことに。手のかかるヨシ君に両親はどんどん疲弊していく。
ほっといたらきっと暗くて寝てくれる、そう考えた夫婦はある日爆睡してしまうのだが、ヨシ君は家電を壊してしまう。
泣き止まないヨシ君に児童相談所の職員が訪ねてくる。
虐待だと思われている?休みたいのに職員への対応。
病院へかかるとヨシ君は先生に怒られ、お説教をされる始末。
保育士さんにはかわいそうといわれ。
学校ではヨシ君の行動が周りの生徒へ悪影響を与えたり、ヨシ君の学力の差が気に入らない先生たち。
学校は子供に可能性を与える場所であるにも関わらず、社会的や先生の個人的な立場で、物事を決めつけてしまう。
それだけではなく、知的障害のお子さんを持つ親御さんたちからは、ヨシ君の障害は軽いからいいね、とひがまれたり、距離を置かれたり。ヨシ君は健常者でも障害者でもどちらでもない。
しかし、母は苦労を顧みず、たくさんの公的機関に電話をかけ、何度も何度も断られたり。
両親の愛、そして周囲の理解や社会制度などもっとキチンとしなければいけない社会問題がたくさんあると思い知らされる実話に基づくストーリー。
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「はざまのコドモ」の登場人物は?
ヨシ君
ヨシ君、健常者でも障碍者でもない、はざまのコドモ
お父さん
お父さん、君さんといい、沖田×華さんのアシスタント
お母さん
君さんの奥さん、疲弊しながらも前向きに子供のために立ち向かうお母さん
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「はざまのコドモ」の作者は?
沖田×華
沖田×華(おきたばっか)は1979年生まれ、富山県魚津市出身、日本の漫画作家。
ペンネームが起きたばっかりからきている。
代表的な作品としては幻冬舎ウェブマガジン連載中の蜃気楼家族を始めフラッシュマンショー、中村さんの天神様といった書き下ろし作品も。
中学生時代にアスペルガー障害と診断、看護婦だったころにはそのため、人間関係に悩むことも多かったよう。
しかし現在はその経験を活かし、漫画家として活躍。
君影草
東京都に住む女性漫画家主に携帯漫画、グラフィッカーなど多彩な分野で活躍。
18禁の漫画淫惑の国のアリスなど携帯コミックなどで多く廃止されています。
はざまのこどもの原作を手掛け、電子書籍化される。
「はざまのコドモ」の口コミは?
我が家も同じ状況の子供がいます
軽度のアスペルガー障害を持つ家庭です。
赤ちゃんの時寝なかったりしたので検査をしても様子見というところがよく似ていると思いました。
壮絶なストーリー
同い年の息子がいて、アスペルガー障害を持っているお子さんともあったことがあります。
公的機関はあまり役に立たず、有益なアドバイスももらえない。
障害を持った子供たちが生きていきやすい世の中になってほしいと願うばかりです。この漫画はできれば健常者の保護者に読んでほしいですね。
支えあえる世の中になってほしい
発達障害であるが故の様々な悩み。
比べられたり、噂をされたり。また時には意味のない張り合いをされることもあり精神的にこちらが疲れてしまうこともあります。
しかし、子供の笑顔を見ていると、発達障害があっても健常者であっても支えあえるような社会であってほしいと心から願います。