話題の漫画「魔法使いの嫁」のあらすじ・ネタバレ!
物語の舞台は現代のイギリス。
生まれつき人ならざるものを見ることができるため他人からも家族からも疎まれ、不幸と孤独にまみれて生きてきた日本人のチセこと羽鳥智世は、自暴自棄となり謎の男が薦めるままイギリスに渡り、闇のオークションに「商品」として身を委ねる。
その会場でチセは骨頭の人外エリアス・エインズワースに500万ポンド(約8億5千万円)で落札される。
エリアスは自らを「魔法使い」と名乗り、チセを自分の弟子にし、ゆくゆくはお嫁さんにするつもりであると告げて家に連れ帰る。
戸惑うチセであったが徐々に魔法に満ちたエリアスとの生活に慣れ、多くの出会いを経て心の傷を癒されていき、同時に知られざる魔法使いの世界にも触れていく。
チセが出会う人々がチセを見るたび口にする「夜の愛し仔」(スレイ・ベガ)とは何なのか、エリアスが抱えている秘密とは何か。
チセとエリアスはお互いに少しずつ秘密を明かしあいながら距離を縮めていくのだった。
(参考:ja.wikipedia.org/)
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「魔法使いの嫁」の登場人物
羽鳥チセ15歳
特殊な魔法的性質を持つ「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」と呼ばれる存在。「夜の愛し仔」としても珍しいタイプらしく、エリアスが弟子にしてかつ嫁にしたいと思う程の魔法使いとしての潜在能力も併せ持っている。
但しこの能力を制御出来ないままでいれば寿命は後3年位らしい。
エリアスによると彼女の寿命を延ばす算段はあるとのこと。
その能力が原因で人ではないものを見聞きすることができたため、周囲から疎まれ親戚からも爪弾きにあっていた。
家族は父母と弟がいたものの、父と弟は母とチセを残して去ってしまい、母は彼女の目前で自殺した。孤独に疲れ果て生きることすら投げ出そうとしてた頃に能力を見出され、本人も承知の上で人身売買に掛けられる。
エリアスの弟子(にして未来の嫁)となってからは周囲に理解者が増え、彼らと交流することで少しずつ前向きに変わりつつある。
エリアス・エインズワース
人間ならざる異形の魔法使い。
本性はヤギのような角が生えた大型犬の頭骨の頭を備えた姿だが、人間の金髪の男性の姿にもなれる。
「影の茨(ソーン)」「裂き喰らう城(ピルム・ムーリアリス)」の異名を持つ。
「骨頭」「影の棘」「茨の魔法使い」「半端者」などと呼ばれることも。
その正体ははっきりと明かされていないが、陰に潜む能力や茨の蔓を触手のように使う能力を持ち、また本質的には破壊を得意とし、断片的に「元は精霊」「影に属する存在」「肉の殻を持つ者(リャー・アナム)」「人間になろうとした精霊」と語られている。
シルキー
エリアスの家に住まう家事妖精(ブラウニー)。ボンネットにドレス姿の美しい女性の姿をしている。「銀の君」、「銀の花」とも呼ばれている。
家事の他にエリアスの常備薬を村人に販売するなどの手伝いもしている。
常に無表情かつ無口であるが、単行本カバー裏の『シルキーちゃん日記』において本編ではあまり見ることのない感情豊かな姿を披露している。
ルツ
チセたちがとある教会の墓場で出会った墓守犬(チャーチ・グリム)。
元はただの黒い犬「ユリシィ」だったが、飼い主イザベルの死後も墓に付き従い墓守犬と化した。
イザベルを「妹」と思い犬と言う自覚がなかったため、人間の姿を取れる。
イザベルの面影をチセに見出し、自ら望んでチセと使い魔の契約を結び、「ルツ(ヘブライ語で『哀れみ深い友』の意)」の名を与えられた。
初登場時は青年の姿だったが、状況に応じて犬の姿にもなれ、契約後はチセと同世代の少年の姿を取るようになる。
魔法使いの嫁の感想(amazonより)
面白い。
ファンタジー系の漫画は見ないし、買わないのですが、この作品は面白い。
魔法が舞台なので世界で読み継がれるダレンシャンや、ハリーポッター的。
作者が北海道っていうのもあってかチセはアイヌから?
何かと気になっちゃう作品です( ‘ ▽ ` )ノ
最近の魔術アクションものに飽き飽きした人におすすめ
読んだどころ女性受けしそうな雰囲気ですが、男の私も楽しませてもらいました。
ストーリーや設定が非常に丁寧に作られていると思います。
最近の魔法モノは科学の派生的なものとして、大々的なアクションを交えて登場することが多いですが、久々に英国風の自然と融合した魔法に出会えました。少し気になったのは、吹き出しがわかりにくいですね。最初は誰が喋っているのか悩みました。
チセはあまり魅力的なキャラとは思えませんが、骸骨婿のチセに対する頑張り様が可愛いですね。
各巻の最後の挨拶漫画ですが、「下手だ」とか書かず、作者にはもっと自信を持ったことを書いてもらいたいですね。
ファンタジーは苦手だったが
苦手な自分でも、相当面白かった。
エリアスの底知れなさ、ちせの可愛さ、
異次元世界に紛れ込んだような気持ちになる、不思議な漫画です。
ファンタジーの世界観が美しく
ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』(BLADE COMICS、2014年)はファンタジー漫画である。舞台は現代イギリスであるが、魔法が存在する世界である。骸骨の魔法使いが日本人の少女・羽鳥チセを人身売買のオークションで落札し、自分の弟子・嫁にする。
この紹介では鬼畜な話に聞こえるが、そのようなものではない。少女は親戚から厄介払いされた孤児であり、家族として扱ってくれた魔法使いに一定の信頼を向ける。イギリスの自然や妖精などファンタジーの世界観が美しく描かれており、むしろ心安らげる作品である。
それでも本書の設定だけを抽出すれば危うさがある。オウム真理教(アレフ)が改めて若い世代を中心に信者を増やしているが、孤独な若者の居場所となっているためである。主人公のメンタリティがアレフに帰依する若者と異なると言い切れるか。主人公には幸せになって欲しい。そのためには魔法使いが善玉であって欲しいが、本当の意味で幸せになるためには主人公の精神的自立も必要だろう。
近代版?本格ファンタジー。とても面白い物語です。
このマンガ、面白くないと言う人が居るけれど、好みの問題じゃないだろうか。すごく面白い。
作者の持っている情報が多くて多くて、まだまだ描き足りないのかな。という印象さえ持つほどに、話の情報量がすごい。
密度の濃い物語が周りに沢山あるけれど、主人公視点で描かれていくので、そこに触れたくてもまだ触れられないもどかしさがある。けれども、逆にそれが良いとも思う。
主人公の「チセ」と同じペースで、物語が開けていく。
一つ一つの話はかなりのハイペースで消化されているように感じる。そこが、置いていかれてる印象を持って、面白くないと感じる人が出てくるのではないだろうか。でも、話としてしっかりとまとめられているので、むしろ、一体どれだけの物語りを持っているんだと、話が進むごとに興味が強くなる。というわけで、個人的にはとても面白い物語だと思う。
kindle版で2巻まで買って読んだけれども、本で手にしたいと思って3巻まで注文しました。
最初から本で買っておけば良かった…。
久々に漫画本を買いました
久々に面白いと思える漫画に会えました
次読みたい!次!ってなります
最初ネットのお試しを読んで、これは!となった作品です、紙媒体の本を買うのは久々でしたが、皆様是非カバーはずしてみてくださいね!また人外×少女とかいてあったので、ちょっと成人向けな感じかな?と思いましたが、正統派ファンタジーです
現在三巻まで出ていますが、ファンタジー好きな人は既知感があるキャラクターが出てくると思います
次はどんな子が出てくるか楽しみでもあります
素直に面白かったです
最初は電子書籍の無料分で読みました。
買う前に、他の方のレビューで「キャラが多く出すぎでは」というのがあったりしたので、どうなんだろう?と感じてみていましたが、私自身はそれほどキャラクターが次から次へと出ている感じはありませんでした。多分、神話的要素だったり、魔法や魔術など、良くゲームに出てくる感じの言葉をするっと吸収できる人はそれほど抵抗ないんじゃないかと。
1巻から3巻までまとめて買って読みましたが、面白いですね。
ちゃんと、お話の背骨が通っている感じがします。描かれていないキャラの背景にある設定が透けてくるようなぎゅうぎゅうな何かがあるわけではないです。でも、それほど薄っぺらい感じもせず、描きたいことの骨はちゃんとしてる、そんな読みごたえを感じる作品です。1冊の分量が少ないのは残念。半年で大体1冊。これだと、お話が進むのに時間がかかりそうですw
骨にもちゃんと表情の描き分けができるんだなあとか、変なところでツボっております。