理性の力で心にふたをすればいい。/ 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
もう何度も心の中で繰り返している。これはたいしたことじゃないと。
好きな女性が別の人を好きだった。
ただそれだけの話だ。
理性の力で心にふたをすればいい。
この痛みも時間と共に消えていくだろう。
母は僕が復讐しに来たと思ったんです。/ 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
正直、もっと歓迎されると思ってました。
怖がってました、僕を。
とても。母は僕が復讐しに来たと思ったんです。
もういいんです。母の本当の感情も見れたし、それでよかったんです。
僕は、嘘は嫌いなんです。
僕にとっては時間の無駄なんです/ 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
以前の僕が良かったなんてどうかしてますよ。
おそらくあなたは、温室のような環境で育てられた。
自由に異性と接する機会も少なく、あるのは財産目的の縁談ばかり。
そこから導き出されるのは、あなたは、大人の男性に不信感と恐怖心を持っているということ。
だからあえて、子どものような僕を選んだ。
一晩過ごしても体に触れもしない安全な僕を。
つまりあなたは本当の意味で僕を愛しているわけではない。
あなたはただ、絵本の中のような恋愛ごっこがしたいだけ。
違いますか?会うのはこれで最後にしましょう。
僕にとっては時間の無駄なんです。
孤独が天才を連れてくる/ 蜂須賀 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
かまわないんじゃないか。孤独が天才を連れてくる。
暴力には生産性がないって。/ 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
咲人
「暴力は理性で感情を抑えることができない野蛮な人間が用いる非生産的行為です。
だから言いましたよね。暴力には生産性がないって。」
鹿内「お前なんなんだよ!バカだったくせにきもちわりいんだよ。」
本当の仲間でも友達でもない / 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
檜山「咲人、お前どうしたんだよ。前のお前はそんなんじゃなかっただろ。」
咲人
「前の僕?ひらがなも書けないバカで哀れな頃の僕のことですか?
周りにそういう人間がいると、人は安心するんでしょうね。
自分よりあきらかに下の人間がいることで優越感が満たされるから。
自分はこいつよりマシだって。こんなバカじゃなくてよかったって思えるから。
だから優しくできるんですよね。
でもそんなのは、本当の仲間でも友達でもない。
エゴを満たすための偽善です。
図星ですか。
2人とも僕が自分より頭が良くなったことが気に入らないんでしょ。見下す相手がいなくなって。」
檜山「お前、誰なんだ?」
咲人「誰?質問の意図がわかりません。」
友達だと思ってたのに、なのにあいつら、僕のことバカにしてただけだ。 / 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
アルジャーノン、僕は知りたくなかった。
友達だと思ってたのに、なのにあいつら、僕のことバカにしてただけだ。
そして、見下し、哀れんでいただけだった。
周りからどんどん人がいなくなる感じがして。 / 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
咲人
「怖いんです。かしこくなってもっとみんな喜んでくれると思ってました。
だけど、逆に周りからどんどん人がいなくなる感じがして。」
蜂須賀
「本当のことが見えるようになった証拠だよ。
今度は君が人を見下してやればいい。
わかるね。
人は対等ではないんだ。
価値が違うと言い換えてもいい。
君は素晴らしい価値を持った人間になったんだ。
生まれ変わって賞賛を受けるに値する人間に。
私は誇らしい。自分の息子のように嬉しいよ。
不安になることはない。
君には私がいる。
君には私がいるんだ。
さぁ、言ってごらん。」
咲人「僕には先生がいる。」
僕には見える景色が以前とはまるで違うんです。 / 咲人 -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
僕には見える景色が以前とはまるで違うんです。
例えば、友達だと思っていた寮の仲間たちも僕のことを見下し、笑っていたんだと気づいてしまいました。今思えば滑稽です。
あの程度の人間たちと友達になりたいと必死だったなんて。
才能もない、努力もしない、怠惰な程度の低い人間たちです。
僕らしいってなんですか?
僕は晴れ晴れしました。
自分に関係のない人間とは関わる必要が無い。
そうはっきりわかりましたから。
ダメよ、そっちに行ったらダメ。 / はるか -第6話 アルジャーノンに花束を 名言-
ダメよ、そっちに行ったらダメ。
私の知っている咲人さんは、もっと純粋で優しくて
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